宮崎温仙堂商店

卸とは

卸の役割

医薬品卸は、医薬品の流通の中で、薬を開発・製造する製薬会社様と、薬をお使いになる病院様、医院様、調剤薬局様を繋ぐ会社です。

医薬品卸は、製薬会社様から仕入れた1,000種類以上の医薬品を、法律を遵守して厳格に保管しておき、病院様などからのご注文に応じて、販売・配送する仕事です。

温仙堂は、国内外の製薬会社様のお取引を通じて、長崎県、佐賀県、熊本県天草地方の約3,000軒のお客様に、医薬品などをお届けしています。

卸の役割

私たち医薬品卸の仕事は、いわば医療の裏方です。

決して目立つ仕事ではないので、私たちの仕事は分かり難いかも知れません。

実は、医薬品卸は、医薬品の流通のなかで、色々な役割を担っています。

物流機能
医薬品卸は、通常、仕入れた医薬品を倉庫で保管し、病院様などからの注文を受けて、販売・配達・納品します。
この医薬品の保管や管理、配達などを「物流機能」と呼びます。
医薬品は、同じお薬でも、形や大きさが異なるいくつもの種類があります。
倉庫から出荷するときに、間違いは許されません。
きめ細かな温度管理が必要なお薬や法律で書類作成が義務付けられているお薬もあります。
また、病気や患者さんによっては、急に必要になるお薬もありますので、そのときは、迅速にお届けしなければいけません。
物流機能は卸の基本的な役割ですが、常に正確性、安全性、迅速性が求められる大切な機能です。
情報機能
医薬品は、製品と適応症や副作用などの情報で、ひとつの商品になります。
医師や薬剤師の先生方に、正しく、安全に使って戴くために、私たちは丁寧なご説明を心掛けています。
医薬品は、発売時点では分かっていなかった効果や副作用が、何年か後に確認されることもあります。重い副作用が確認されると、医師や薬剤師の先生方に、できるだけ早く、お伝えしなければなりません。
また、実際にお薬を使われた先生方の使用感を収集して、製造元(製薬会社)にフィードバックすることも卸の機能です。その情報がお薬の改良に繋がることもあります。
医薬品は、効果と副作用という2面を持っています。
温仙堂は、「適正使用」を第一とした活動を心掛けています。
金融機能
医薬品を使われる病院様や医院様、調剤薬局様は、全国で10万軒以上あります。
もし、製薬会社様が、全ての病院様などと取引をすると、商品代金の管理や集金の業務は大きな負担となります。
また、製薬会社様と病院様などの間に卸が入ることで、ご購入からお支払いまでの期間などの支払い条件を緩和することがあります。
卸の金融機能とは、製薬会社様には「商品代金の集金代行」、病院様などには「支払条件の緩和」の役割を果たしており、それぞれの経営にメリットをもたらします。
販売機能
医薬品卸は、仕入れた医薬品を、病院様や医院様、調剤薬局様などに販売します。
製薬会社の医薬情報担当者(MR)と一緒に、医師や薬剤師の先生方を訪問して、適正使用を前提とした活動を行います。
卸は商売により利益を得る会社ですので、この販売機能は大切な役割です。
しかし、医薬品の商売では、買って戴くことがすべてではありません。
必要な患者さんに、必要なお薬をお使い戴くために、医学的、科学的な見地からの情報をお伝えする。私たちの販売機能は、常に「適正使用」の情報と一体です。

卸機能のこれから

一般的に、「物流」「情報」「金融」「販売」を卸業の4機能(役割)と呼びます。
しかし、物流網やインターネットの整備などで、欲しいモノが翌日に手に入る今では、この4機能は特別なものとは言えなくなりました。

これまでの4機能の進化は勿論、新しい卸機能を作らなければ、流通における卸業の必要性が問われる時代が来ます。温仙堂は、従来からの卸機能を強化するとともに、製薬会社様とお客様の両方に対して、今以上のプラスを生む機能の開発に力を入れています。

私たちは新しい機能を「ACF(Advanced Creative Function)」と呼んでいます。
お客様の立場に自分を置いて、お客様を見つめると、新しい卸機能のヒントが見えてきます。
お客様の不安を安心に、不満を満足に。これがACFのコンセプトです。

お客様の不満を満足に、不安を安心に近づけられる地域Only Oneの存在になります

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